| 作品紹介『花立の住宅』 |
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敷地は、郊外の住宅密集地に設けられた公園に面している。公園には何本もの大きな樹木が繁り、立地条件は恵まれた敷地である。 外観は、公園側に開く東側を正面として捉え、公園の樹木と関連させたデザインとしている。白い外壁は昼間、公園の樹木のキャンバスとして機能し、夜は公園のポール灯に照らされ壁面に樹木の影絵を生み出すキャンバスとして機能する。 また、ポイント色として木目調の黒色サイディングを使用することで、本物の樹木と対比しあい相乗効果を生み出している。建物の中央部には建物の空間の1/4を占める大きな吹抜空間を設けておりギャラリーのような広がりのある空間を実現させている。1F は生活の中心となるキッチン、和室、リビングを間仕切りのない広いワンルーム空間としている。 また、2Fにプライベートスペースを配し、1F と2F で明確なゾーン分けを行っている。全ての室がこの吹抜に面した配置としている。住人はこの明るく広々とした吹抜を中心に生活を営み、また、吹抜を介しお互いの気配が緩やかに伝わるよう計画している。 1F と2Fをつなぐ階段は軽やかなデザインとすることで広がりのある1F空間のオブジェとなることを意図している。南面には2層分の高さのあるカーテンを設け、空間に一体感をもたらし、そのスケールアウトした大きさによりカーテンという機能面を超越した布のドレスが飾られているような演出をしている。 この住宅は公園の緑を借景として室内に取り入れ、大きな吹抜空間が建物全体に一体感を与え、カーテンを布のアートとして演出する事で、小さい住宅だが広がりのある緑とアートに包まれている。日々慌しい日常生活の中に、このようなゆとりと安らぎを与える住宅があってもいいのではないだろうか。 |
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